私のおんぼろランドセル

私のランドセルの思い出と言えば、やはり買ってもらった時の記憶が鮮明といいますかいまでも心の中に残っています。
おばあちゃんに買ってもらったランドセルで、当時はカラーは黒か赤が定番で、わずかにピンク色のランドセルを背負っている子がいたくらいでしたから。
とくに気に入ったものがあったわけではなく、買ってもらったものを見て喜んだという記憶しかありません。

その点今の子たちはカラーがいろいろと選べるわけですから、ランドセルに対する思い入れもあるかもしれませんね。
ちなみに私のランドセルですが、合成皮革ではなかった気がします。
今おもえばおそらくあれは牛革だったのではないかと。
肌触りがなめし皮特有の肌触りと言うか、すべすべしていたので。

で、ランドセルですが、子ども心に、大切に使おうとおもってはいるものの、やはり日々慣れてくるとぞんざいに扱ったりするわけですよ。
たしか1,2年生の時はまだまだ原形をとどめいていたんですね。
しかし、ランドセルを背負って学校に行き、帰りは公園で遊んで帰る、と言った感じだったとおもいます。
ランドセルをその辺に放り投げて友達と遊ぶ、ときにはランドセルの上で飛び跳ねてあそんだり、座ったり、たまにドブに落として濡らしたり。
もうとんでもないわけで。

たしか4年生の夏ごろにはぺったんこ、革もところどころはがれおちて、白い部分が露出している感じだったとおもいます。
5年生の終わりにはもうぼろ革を背負っているような感じになり、6年生になったら手提げかばんで登校していました。

赤いランドセルに憧れた思い出

今ではカラフルな色のランドセルがたくさん出ているようですが、私の世代では、ランドセルの色といえば「赤」と「黒」が定番でした。

私はというと私立の小学校に通っていたことから学校指定の茶色のランドセル。

今ではそのランドセルが大変お洒落でファッショナブルなことも分かるのですが、その当時は赤いランドセルに憧れを抱いていました。

そんな中、小学校3年生のときに親の仕事の関係で県外の小学校に転校になりました。
新しい学校では、みんな赤と黒のランドセルを使用しています。

最初の小学校では学校で決められていたこともあり「赤のランドセルがほしい!」とは言い出せないでいたのが、転校を機に「どうしても赤がいい」と親に泣いてせがんだのを忘れられません。

半年間お願いし続けて、ようやく根負けした親が購入してくれたのが、
赤い「ぴかちゃんランドセル」です。

はじめてそのランドセルで登校したときの気恥ずかしさとうれしさはしっかりと覚えています。
もともと使用していた古いランドセルは、母が仕立て直しに出してくれて習い事用のかばんとして使用していました。

なんだかんだ愛着はもっていたのか、そのバッグは高校まで大切に使い続けていたはずです。

そんな自分の経験から「女の子は赤のランドセルが好きだ!」という先入観がまだ抜けないでいます。
従兄弟の娘が小学校に入学するときにピンクのランドセルを選択したという話しを聞いて驚きました。
なんでも自分で好きな色を選ぶように伝えたところ即答で「ピンク!」と言い張ったということです。

従兄弟は「赤がいいのでは?」と聞いてみたようなのですが、聞く耳は持たず、結局娘の意見を尊重してピンクのランドセルを購入する運びになったと聞いています。

どんな色を選ぶにせよ、ランドセルは大切な学童期をともに過ごすパートナーです。
「ものを大切にする」という気持ちを最初に教えてくれる存在かもしれません。

自分の子どもが出来たときには、好きな色を選択させて必ず大切に使わせようと心に決めています。